例えば
喫煙という消極的なかたちで
遠巻きに国家財政に関与してきたつもりが
煙草の値段は上昇「 喫煙は怠惰のしるし 」
弓矢のような言葉が
十八世紀のドイツから飛んできて
ぼくの影を貫いた例えば
青空をぼくの握りしめているナイフで
傷つけることができるなら
恵みの雨が夏の空から降ってくる
魂が濡れるほど夕立と政治家を結びつけようとしたけど
夕立は政治家の誰にも似ていない
ぼくは雨宿りをしないただでさえ 途方に暮れやすいのに
星の降る夜の雨のように
瞬いては降りそそぐ出来事と感情余裕あるふりして煙草ふかしながら
いくつもの思いが紫煙に浮かんでは消える天文学者の眺める夜空こそ
星の輝きに満ちていて
ぼくの見る夜は窓の大きさにすぎない降り積もる夢の落ち葉に思いをたたみ
一日が終わる