憂鬱については少し勉強しなければいけなかった

真昼の光 テーブルクロスの皺を目立たせたり壁に素敵な絵を描くやつ
手の甲に刺さったフォークも柔らかくなったオレンジも同じだった
天井裏では時々猫が鳴いて時間を教えてくれた

喜びをもたらしてくれたのは二つの窓だった
左にはわたし 右には少し大きな靴を履いたきみ
手を差し出す仕草で要らないものは残さず捨てて

きみは日曜日に髪を切ってくれた
その手はフォークを持って 次の日にはタルトをつついた
わたしの座る椅子の足にはスペードが張り付いていて
天窓からの光に注意するようにといつも言っていた

憂鬱についてはまだ何も知らなくて

部屋中のものは何でも愛したし
やがて渦を巻いてわたしの肩を押さえようとも
わたしはまるで平気でお喋りをしていた

ベトナム製の陶器の皿にはきれいな憂鬱と思い出が泳いでいます
それらを持ち上げる手は幼くてはならなかった
深蒼のじゅうたんに眼鏡は割れた

ベッドの上でめちゃくちゃに飛び跳ねるたびに
目のまえのものは次々と混ざってぼやけていく


ようこそ わたしの周囲はマーブル模様で出来ている


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