夏が破壊衝動的に空に向って伸びる
窓のそばを魚の群れが泳いでいて
旅行鞄をかかえながら夜の高速バス乗り場で
靴を直してもらうと日傘を買って
読んでいる本の水族館に青色のグラスに入った水が
一滴 二滴 コンタクトレンズの裏がわでぼんやり滲んだ
見ているとまぶたがぼうっとしてきて
ばらばらと音を立てる傘の下でしっとり湿る
スカートの裾を気にしながら
だれかとひそひそ話をしたくなった


プラネタリウムのほうが 好きです

 

 


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