クラクションの音がとても耳障りなの
あいつは早くしろってわたしを急かすけど
お迎えは貴方じゃないと嫌なの
ねぇ、
わかってるのかな

カーテンを開いて窓の外を見る
そこを通り過ぎていく人や車や野良猫も
ここでひとり爪を噛むわたしのことなど気にもしない
貴方もその内のひとりになってしまったのかな

ねぇ、早く来て
貴方のために塗った真っ赤なマニキュア
我慢ができなくなると爪を噛む癖
貴方はよく治せって言ってたね
この綺麗な爪がボロボロになってしまわぬうちに
わたしのこと 思い出して欲しい

時計の針がチクンと動いて
ああ また誰かがわたしを呼びに来た

貴方じゃなきゃ鍵を開けないからって
今日こそはっきり言ってやろう
貴方が思うほどわたしは子供じゃないこと
いつかわかってくれるのかな

ねぇ
ねぇ、、貴方に

会いたい。


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